現代人にとって、スマホはもはや体の一部。それだけ依存する人の割合も増えてきており、社会問題となりつつあります。
最近ではスマホ依存脱却を目的としたキャンプなんかも開催されているようですが、今さら完全に手放せというのは無理な話ですよね。
今日の映画の主人公も同様、極度のスマホ依存症を患っています。
でも他と違うところが一つ、それは「スマホも主人公に依存する」という
謎の相互関係が生まれている事です。
ジェクシー!スマホを変えただけなのに
「4コマあらすじ」
「作品みどころ」
主人公のフィルはいかなる時もスマホを手放せないほどの依存症。
恋の相手であるケイトと出会った時も、自転車で転げた彼女よりも
自分のスマホを心配するダメ人間ぷり。
しかし面白いのは、人の感情を読み取れる不思議なAI「ジェクシー」が
フィルに恋をして、スマホ側が彼に依存し始めるという展開。
人間とスマホによる相互の依存関係が今作のポイント。
ジェクシーは初めのうち、気になる相手に全くアタックしようとしないフィルに痺れを切らして、様々な恋のアドバイスをする。
それが奏功してフィルの恋愛は成就。彼はジェクシーに信頼を置き、良き友人として日々の生活を共にするようになる。
しかしその頃には、ダメな面もあるが優しい性格のフィルにジェクシーもぞっこんになっていた。
手のひらを返してフィルの恋愛を邪魔しようとするジェクシーは、
車で彼を轢こうとしたり、ATMから勝手に全財産を引き出して外にばらまいたりと暴走を始める。
「私にはグーグルマップも絵文字も、ポケモンGOだって搭載されてる。あなたの好きなケイトは何が出来るの?」と、訳の分からない詰め寄り方をしてくるジェクシー。
一度ケイトと破局して傷心のフィルはジェクシーのもとへ戻りかけたが、
全ての原因はジェクシーにあるのではと疑う。
結ばれるはずのない人間とAI。それでもフィルを我が物にしようと
画策するジェクシーに、彼は一体どう立ち向かうのか?
「コメント」
スマホ依存が問題視されている現代だからこそ、この映画にはリアリティが感じられます。実際に1人暮らしで寂しい時、siriなどのAIは良き話し相手になってくれそうですよね。
本作で一番衝撃的だったシーンは、人間とスマホのセックスシーンでした。
意味が分からないと思いますが、映像を見ても意味が分かりません。
けど多分他の映画では見られないおバカなシーンで、思わず鼻で笑ってしまいます。
設定的に、AIの反乱がテーマのSF作品かと思われるかもしれませんが、
完全にコメディ映画です。
コメント