異なる世界に住むキャラクターたちが一堂に会して敵と戦う。
映画界ではアベンジャーズに代表されるこの様式はいつだって視聴者をワクワクさせてくれますが、それは個々のキャラクターが魅力的だからこそです。よく知らない人たちが集まってきても特に興奮は出来ません。
その点でいうと、今日の映画はワクワクする事間違いなしです。
なんといっても、文学界を代表する有名人たちが即席ヒーローチームを結成するのですから。
リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い
「4コマあらすじ」
「作品みどころ」
今作のメインキャラクターは、全員が海外の有名文学作品の登場人物。
主人公のアランは『ソロモン王の洞窟』より。
吸血鬼のミナは『吸血鬼ドラキュラ』
ジキル博士は『ジキル博士とハイド氏』
ネモ船長は『海底2万里』
透明人間のスキナーは『透明人間』
貴公子の青年は『ドリアン・グレイの肖像』
敵のファントムは『オペラ座の怪人』より。
まさに文学版アベンジャーズ。
文学作品のキャラだからといって侮る事無かれ。彼らが『超人同盟』のメンバーである理由は、その名の通り全員が特殊能力を持った「超人」だからである。
ハンターである主人公のアランは、狙った獲物は必ず仕留める射撃の名手。ついでに不死身。
吸血鬼のミナは夜空を自在に舞い、相手の首元に牙を突き立てて生き血を啜る。そして蝙蝠の大群を従えている。
ジキル博士が一たびハイド氏に変身すれば、その暴走は誰にも止められない。
ネモ船長はノーチラス号を開発するだけの技術力に加え、剣術の腕も人間離れしている。
ドリアンは涼しい顔をしながら、剣一つで敵の軍勢をなぎ倒すほどの実力者。
透明人間のスキナーは神出鬼没。どこからでも攻撃を仕掛けられる。
彼らがそれぞれの個性を活かして活躍するアクションシーンは
最高に格好良い。
そんな無敵の「超人同盟」だが、内部に裏切者がいる事が判明。
即席で結成されたチームなので互いの信頼関係も特に厚くない状態で、
一体だれが敵と内通しているのか、疑心暗鬼になってくるメンバーたち。
その裏切者にとって最も大切なアイテムが実は序盤に仄めかされており、
ファントムはそれを餌に誘惑する。
これはその「裏切者」を主人公とする原作小説を読んだことがあるならば、
意外と前半で察せられるかも。
「コメント」
超豪華な文学版アベンジャーズ。皆さんこういうの好きでしょう。
アクションシーンもクールですし、何よりそれぞれの原作要素がネタとして盛り込まれており、それを探すのも楽しいですよ。
個人的にはネモ船長が技術面だけでなく、普通に戦闘力が高かったのが
好きなポイントです。ノーチラス号が海面に現れるシーンもワクワクしました。
この映画を見るにあたって、別に原作小説を読んでおく必要はありません。
必要最低限の情報さえ頭に入れておけば、キャラクターの理解は出来ると思います。
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