◇今日の映画◇ 3/21 『イエスマン』『ノートルダムのせむし男』

◆今日の映画

3/21は「ランドセルの日

日本の小学生専用アイテムだったランドセルは、その可愛い見た目と機能性から、アメリカを中心に人気ファッションとして流行しました。

その火付け役となったのは、ハリウッド女優のズーイー・デシャネルさん。
彼女が赤いランドセルを背負っているところをパパラッチが撮影し、たちまちアメリカ中の女性から
「なにあれ、カワイイ!」と注目の的になったそうです。

そんなズーイーさんの出演作から、こちらをご紹介します。


イエスマン YESは人生のパスワード

ジム・キャリーさん主演の本作において、ズーイーさんはヒロインのアリソンを演じています。
何でもかんでも「NO」と断っていた男が、妙な宗教団体の影響を受けて、全てに「YES」と答えるようになったことから人生が激変するというお話。
前向きに生きる事と、無暗に全てを受け入れる事とはまた別物だと教えてくれる映画です。


3/21は「国際人種差別撤廃デー

人種問題は映画業界にも波及しており、最近ではリトルマーメイドのアリエルや、ピーターパンのティンカーベルを黒人キャストが演じるというディズニーのキャスティングに「ポリコレを重視しすぎ」と批判の声も上がっています。

人種差別は未だ根強く残る問題ですが、それは肌の色や国籍だけの話ではありません。
ひどく軽蔑され、家畜以下の扱いを受けていた人間も歴史の中には存在します。
いわゆるフリークの人々がそうです。

怪物と呼ばれて人権を与えられなかった、彼らのような人間を主役にした、今なお語り継がれるフランスの名作があります。

『ノートルダムのせむし男』

パリの名所、ノートルダム大聖堂の最上部には鐘突き堂が設えられています。
毎日決まった時刻になると大きな鐘を鳴らす。ただそれだけの役目を与えられた男、カジモドは
生まれながらして怪物のような見た目をしていたのでした。
司祭のクロードに育てられ、外界と隔絶された人生を送っていたカジモド。
そんな彼がジプシー(流浪の民)のうら若き女性、エスメラルダに恋をするのです。

ディズニーによる映画化や、ブロードウェイでも上演されている本作ですが、ディズニー版の救いのあるエンドに対して、原作は非情な現実を突きつけてきます。
ですがその幕引きは切なくも美しく、ある意味ではカジモドにとって幸せだったのもしれない、と思います。


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