4/10は「月のうさぎの日」
月の黒い部分(クレーター)を、日本では「餅をついているうさぎ」に見立てていますが、実は国によっては違うものに見えているんです。
例えば南アメリカでは「ワニ」や「ロバ」、北アメリカのほうでは「ロングヘアの女性」だったり、
中国の一部地域では「ヒキガエル」、アラビアでは「ライオン」など。
ちなみに私は「カニ」に見えます。
月といえば、1969年7月20日、アームストロング船長とバズ・オルドリンの2人が人類初の月面着陸に成功しました。
月への到達、という人類の夢が叶った瞬間でしたが、映画の世界ではもっと昔に月へ旅立った人物がいたのです。
『月世界旅行』
フランス人SF作家、ジュール・ヴェルヌの原作を、ジョルジュ・メリエス監督が映像化した短編作品。
天文学者たちが総力を結集して作ったカプセル型の宇宙船で月まで飛ぶ。その宇宙船が月に突き刺さり、月面に浮かんだ顔が涙を流すシーンが有名です。
SF作品の原点ともいえるジュール・ヴェルヌは、この他にも「海底2万里」や「地底探検」など、大人から子どもまで、皆が冒険心をくすぐられるような小説を書いてきました。
その中でも「月世界に行く」は、海や地底よりもさらに遠くの未知の世界を描いており、彼のイマジネーションの豊かさには感心するほかありません。
そして月面着陸の瞬間を、このようにアーティスティックな表現をしたメリエスのセンスにも脱帽です。
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