『ハリーポッター』シリーズで人気キャラ投票を行ったら、絶対下位にくるであろうキャラがいますよね? そう、ピンクの嫌われ者ことドローレス・アンブリッジです。
原作者のJKローリングが、自分の周りにいた最も嫌悪感の強い人物をモデルにしたというキャラクター。そりゃこうなるわけですよね。
でもすごいのは、原作以上に映画の視聴者をイライラさせたその演技力!
イギリス人女優、イメルダ・スタウントンは見事に嫌われ役を演じきりました。
今回はそんなイメルダ・スタウントンのイメージを払拭するような映画を紹介します!
『輝ける人生』
人生を楽しむのに遅すぎるなんてことはない! 還暦を迎えた老人たちが、歌とダンスで新しい人生を切り開くドラマ作品です。
この映画でイメルダは主人公。35年連れ添った旦那に突然浮気され、自暴自棄になっていたところを、姉の誘いでダンスレッスンに参加。そこから芽生える新しい恋を描いた、見ているだけで元気がもらえるハートフルな1作。
何が面白いかって、イメルダ(アンブリッジ)の恋の相手はなんと、『ハリーポッター』のピーター・ペディグリュー(もといワームテール)なんです!
ハリーポッターシリーズでは絡みの無かったこの2人が、なんだかいい感じになっているのが微笑ましいんですよ。
ぜひハリポタファンにこそ見てもらいたい映画、オススメします!
『ヴェラ・ドレイク』
今度は打って変わって、重苦しい雰囲気の作品です。
イメルダ演じる主人公は、「ただ若い女性を助けてあげたい!」その一心から、違法な人工中絶手術を行います。
私はこの映画でイメルダの演技の虜になりました。本当に見ているこっちが泣きたくなるほど、キャラクターが感じている心の痛みを表現するのが上手なんです! なんとかして手を差し伸べたくなるような悲痛な表情。苦しみを無理やり覆い隠すぎこちない笑顔。全てが素晴らしい表現力でした。
嫌いになるのはアンブリッジだけにして!
イメルダ・スタウントンは本当に素晴らしい女優さんです。だからこそ、皆からヘイトを集めるあのようなキャラクターも、うまく演じる事が出来たのでしょう。今回紹介した作品を見れば、イメルダに対する見方が変わるに違いありありません。
ちなみに、『ハリーポッター』内で対立していたトレローニ先生役、エマ・トンプソンとは大の仲良しだそうで、住んでいる家もものすごくご近所さんなんだとか。
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