4/30は「図書館記念日」
小学校の図書室で皆が借りたがる人気の本といえば、何が浮かびますか?
かいけつゾロリ、はだしのゲン、怪談系の本など、色々あると思いますが、必ずランクインしてくるのが3大ファンタジー小説。
「ハリー・ポッター」「デルトラクエスト」そして「ダレン・シャン」
レアカードみたいにキラキラしているデルトラクエストと異なり、ゴシックな雰囲気の装丁。
表紙の写真も少し不気味な感じで、これから始まる幼きバンパイア物語のダークさを醸し出しています。
物語は最後まで楽しめましたが、私は1~3巻のお話が特にお気に入りなんです。
1巻でヴァンパイアのクレスプリーから、巨大毒蜘蛛のマダム・オクタを盗み出すシーンの緊張感。
親友のスティーヴとのすれ違いから生まれる因縁。そしてなんといっても、ダレンとスティーヴの2人が家を抜け出してシルク・ド・フリークに入るときの高揚感は今でも忘れません!
2巻でヘビ少年のエブラ、そして好奇心旺盛な男の子、サムと友達になりますが、サムを目の前で貪り食われる絶望感には当時小学生だった私は震えました。
3巻では後のヒロインとなるデビーが登場。シリーズものにしては、ヒロインが出てくるのが結構遅めですよね。ハリーポッターのハーマイオニーやジニー、デルトラクエストのジャスミンはもう少し早い段階で登場していた気がします。やっぱり3巻の見どころはクレスプリーとマーロックの一騎打ちですね!
デビーが眠る深夜の寝室で、闇の生き物2人が命を賭けた戦いを繰り広げるという奇妙なシチュエーションが印象深いです。
つい思い出に浸って本題から逸れましたが、今日の映画はコチラ。
『ダレン・シャン』
世界的ファンタジーを原作としながらも、映画はそんなに話題にもならず、忘れ去られた作品です。
ストーリーはある程度原作をなぞっているんですが、そもそも主人公が少年ではなく青年なのが納得いかないポイントでした。
無鉄砲な少年の視点で描かれるからこそ、サーカスに潜入するときのドキドキや、親友のスティーヴとの関係性が活きるんだと思うんです。
ハリーポッターだって、最初から不死鳥の騎士団の時くらいの年齢だったら、あそこまでのワクワク感は無かったはずです。
これはダレンシャンの映画を映画館で観終わった後からずっと、10年以上願い続けている事なんですが、「原作準拠の年齢でリメイクして欲しい」というのが本音です。
原作はあんなにも面白い作品なんですから、適切なキャストでリメイクすればきっと大ヒットシリーズになると思うんですよね。
シリーズ化した暁には、ヴァンパイアマウンテンや試練のシーン、仲間との出会いと別れをしっかり描いて欲しいです。
クレスプリーのイメージで、私的に一番近いのはジュード・ロウ。
スティーヴとの闘いで命を落とす所を映像化されたら、涙なしには見られないと思います。
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