【映画】永遠にループする一日。閉じ込められた男女にとって、生きる意味とは? 『パーム・スプリングス』

◆外国映画紹介

毎日が同じことの繰り返し。これは平凡な人生という例えではなく、本当に
とある一日に閉じ込められた男女の物語です。
どうせ明日は来ないのだから何をしても無意味だと諦めるのか、
それともループする人生の中に幸せを見つけていくのか。
日本のアニメ作品などでもよく使われるループものの設定を、
2人の人間の人生を通して描いたコメディ作品です。

パーム・スプリングス

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「4コマあらすじ」

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「作品みどころ」

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ループもの」という設定は映画からアニメまで、様々な作品で散々使われてきた。その多くは主人公たちがループから抜け出そうとして奮闘する筋書きだが、この映画では「同じ一日を繰り返す」状況をむしろ楽しんでいる。
現実世界に戻っても辛いだけ。それなら何も無い平和な毎日を過ごすほうが
人生楽じゃない?という新しい切り口のループものとなっている。

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一日が終わればすべてがリセットされる。ならドラッグをやってハイになろうと、他人のジェット機を盗んで墜落させようと、何をしても構わない。
だから2人はループする毎日で退屈しないため、日々刺激を求めるようになる。
死んだとしても次の日には生き返っているとくれば、
自殺行為すら厭わない。
開き直った2人がやりたい放題暴れる様は見ものである。

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いくら年月が経とうと年もとらず、昨日会ったはずの人は自分の事を忘れている。
そんな状況の中で、果たして人間は幸せを感じる事が出来るのか?というのが大きなテーマとなっている。
その答えは一つではなく、時が進まない事を幸福だと捉える人もいれば
前に進めない事を不幸と嘆く人もいる、という解釈を本作は与えてくれる。


「コメント」

ループものの映画といえば、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「バタフライエフェクト」が挙げられますが、それらの作品とは違った視点で描かれる男女2人の世界は、コメディタッチでありながらも、生きる意味とは人それぞれだという事を考えさせてくれる作品でした。

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