月は何色をしている？と問われれば、皆さんはなんと答えますか？
黄色、金色、はたまた銀色。人それぞれの感性によって見える色は変わってくると思います。
では皆さん、青い月を見たことはありますか？
稀に不気味な赤い月が浮かんでいる事はありますが、青はおそらく誰も見たためしは無いでしょう。
それもそのはず、本当の青い月が観測されとされるのは200年近く前の、1830年代にまで遡るからです。
だから英語ではこのような表現をします。
Blue Moon＝滅多にない事、奇跡
奇跡のカクテル
現代を生きる我々にとって、いくら毎晩空を見上げても青い月は拝める可能性は極めて低いです。
しかし一つだけ、奇跡を体験する方法があります。
もしも幻想的な青い月を見たければ、今夜にでもバーに繰り出してみましょう。
カクテル「ブルームーン」です。
ジンをベースに、フランス語で完全なる愛を意味するスミレのリキュール、「パルフェタムール」と、レモンジュースを加えてシェイクして、
グラスの縁にレモンピールを乗せれば完成です。
パルフェタムールは青色だけでなく、紫色をしている種類もあるので、
写真のような透き通った青色でない可能性もあります。
まずグラスを口元に近づけると漂ってくるスミレの香り。
舌の上で転がすうちに、ジンのキリッとした風味にレモンの酸味が加わり、
まるで南国に咲く花の蜜を吸っているかのよう。
私はこのカクテルがお気に入りで、行きつけのバーでは必ず最初にオーダーしています。
デートで飲むのは要注意！？
カクテルには花言葉と同様に、カクテル言葉というものが存在します。
このブルームーンが持つカクテル言葉が少し意味深で、デートで飲む際は注意が必要です。
ブルームーンのカクテル言葉＝「出来ない相談」
前述のように、青い月は滅多に無い奇跡という意味を持っています。
もしもあなたが男性だとして、気になる女性をデートに誘ったとします。
食事が終わって良い雰囲気になり、その足で近くのバーへ。
そこであなたは女性に交際の申し出をします。すると女性がブルームーンをオーダーしました。
これがどういう意味だか分かりますか？
あなた「僕と交際して欲しい」
女性「ごめんなさい、それは出来ない相談です」
実際にこんな洒落た振り方をしてくる女性なんてそうそういないでしょう。
それこそ滅多に無い、ブルームーンのような存在です。
ですがこのカクテルにはこういう意味もあるのだという事だけは、頭に入れておくと話のネタになり得るでしょう。
コメント