世の中には様々なハラスメントがありますが、中でもパワハラは
顕在化しやすい問題です。
社内にコンプラ部署を設けるなどの対策を行う企業も増えており、
以前よりは下の立場の人間を守ろうという意識は強くなっています。
しかし、依然として無くならないハラスメント問題。皆さんは理不尽な
圧力に耐える事ができますか?
今日の映画では、度重なるハラスメントに我慢の限界を迎えた男たちが、
諸悪の根源である上司を殺そうと計画します。
モンスター上司
「4コマあらすじ」
「作品みどころ」
ニック、デール、カートの3人はそれぞれ種類の異なるハラスメントを受けている。
ニックは休日返上での過剰な労働。昇進の話も上司の気分で帳消しに。
カートは馬鹿な社長に振り回され、不当な理由で解雇の危機に。
デールは新婚の妻がいるのに、セクハラ女上司に体の関係を迫られる。
生活のために我慢していた3人もさすがに堪忍袋の緒が切れ、それぞれの上司を殺そうと計画を練り始める。
殺人の経験が無い3人は、はじめ殺し屋を雇おうと考える。
街で一番治安の悪いバーに行き、いかにも殺し屋っぽい風貌の男に仕事を依頼。しかし5000ドルもの大金を支払ったにもかかわらず、実は彼は殺人コンサルタントを名乗るただの詐欺師だった。
しかも殺人のアドバイスも全てヒッチコックの映画からの請け売り。
結局自分たちで上司を殺すしかなくなってしまう。
いくら恨みが強いとはいえ、殺した事で警察に捕まるのは御免だ。
他殺ではなく事故死に見せかけるため、上司の弱点を探っていく。
ピーナッツアレルギーの上司には、シャンプーにナッツを仕込む。
麻薬を大量所持している上司には、薬に毒を仕込んでおく、など。
しかし物事は順調にいかず、住居に不法侵入しては間抜けな証拠を残してきたり、ドラッグでハイになったせいで意味不明な行動に出たり、と
3人はドタバタしながら殺人計画を進めていく。
「コメント」
殺人、というテーマですが内容は非常にコミカルです。
殺したいほどムカつく、なら実際に殺してしまえ、という短絡的な発想から
初めての犯罪行為に四苦八苦する3人の姿がとても面白いです。
ハラスメントに対する報復手段は、録音するなどで証拠を押さえる、
裁判を起こすなど様々ですが、恨みが限界まで積もると人は殺人に手を染める事だって考えられますよね。
仕事で部下を持つ方は、この映画の鑑賞後は少し周りに優しくしようと思えるかもしれません。あくまで、自分が殺されないために。
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