今年の夏は京都旅行! 古都の雰囲気が感じられる映画はコレ。旅する前に気分を高めよう! 京都人が選ぶおすすめスポットも紹介。

◆特集記事

今年の夏はどこへ旅行に行きますか? コロナのせいで行きたくても行けなかった分、旅したい欲が溜まっている方も多いと思います。夏らしく海やキャンプもいいですが、京都で雅なひと時を過ごすのはいかがでしょう? もし京都に旅行するなら、その前に見ておきたい映画を紹介します! 旅する前に気分を高めましょう! 

①『舞妓はレディ』:花街の文化とはんなりを学ぶ

上白石萌音さん主演のミュージカル映画。舞妓になる事を目指して九州から出てきた女の子が、厳しい芸者の世界で一流の舞妓さんになるまでの物語です。

初々しい上白石萌音がかわいい!

舞台『千と千尋の神隠し』で主演を務めるなど、今や大人気女優の上白石萌音さんですが、この映画ではまだ少女のような初々しさが残ります。萌音さんは鹿児島県の出身なので、九州方言のネイティブスピーカー。映画の中でもかなり訛りの強い方言を喋りますが、「舞妓を目指すなら京言葉をマスターしなさい!」、と指導されます。はんなりした京言葉レッスンのシーンもミュージカルで表現されており、長谷川博己さん演じる言語学者の京野が、「京都盆地に雨は降る」という曲に合わせて教えてくれます。

京都らしい花街の雰囲気

花街とは、舞妓さんたち芸者が店を構える街並みのことで、京都には「5大花街」と呼ばれる街があるんです。その中の1つ「上七軒」が、この映画の舞台のモデルとなっています。実際に上七軒で撮影してはおらず、架空の花街「下八軒」のセットを作り、そこで映画を撮ったそうです。この下八軒のセットは非常によくできており、私自身京都に住んでいるので上七軒などの花街は見慣れているのですが、全然違和感がありません!

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上は実際の上七軒の写真です。ぼんやりとした橙色の灯りが暗闇に浮かぶ、幻想的な雰囲気がステキな街。旅行の際はぜひ!

②『夜は短し歩けよ乙女』:京都で過ごす長い夜に!

森見登美彦さんの小説をアニメ映画化した『夜は短し歩けよ乙女』を見れば、京都が秘めるカオスさが丸わかり! 酒に酔ってフラフラと歩く京都の夜は、本当に不思議な体験になるかもしれませんよ?

京都の夜は人を酔わせる

京都で酒に困る事はまずありません。飲み屋もそこら中にありますし、有名なバーも市街地に密集しています。その辺を歩いていれば、必ずお酒と出会えることでしょう。河原町通りなどの大通りならまだしも、先斗町や木屋町に一度入ってしまえば中々現実に戻れないんです。ちょっと飲んではあっちへフラフラ。また良さそうなお店を見つけてはお酒をぐびぐび。そんなことをしているうちに、鴨川の向こうから朝日が昇ってきます。くれぐれも京都旅行の夜では、羽目を外し過ぎないで!

ニセ電気ブランをお試しあれ!

劇中で出てくる幻のお酒「ニセ電気ブラン」は、実は京都で飲めるんです! 私も実際に頂きましたが、黒髪の乙女が衝撃を受けるのも無理ないくらいに、まろやかな口当たりと、喉の奥にまで広がる芳醇な香りが素晴らしいお酒でした! 「バーノスタルジア」という名前の、京都市役所駅から歩いてすぐのところにあるとても素敵なオーセンティックバーで、店内には森見登美彦さんのサインも飾られているので、ファンの方はぜひ飲みに行ってみて下さい!

[公式] ノスタルジア
ノスタルジアの公式ホームページです。「昔懐かしい古き良き時代、そういったものを形にして空間、サービス、商品で表現したい」という思いがあり、店名をノスタルジアとしました。BARではありますがお食事も出来、おすすめなが「オムライス」。気軽なお食事としても人気のメニューの一つです。17時から深夜まで営業しておりますので、一軒...

③『本能寺ホテル』:戦国時代へタイムスリップ

綾瀬はるかさん主演。ホテルのエレベーターが開くと、そこは戦乱の京都だった! 

本能寺の変を食い止める?

誰もが知る日本史史上最大の裏切り「本能寺の変」 明智光秀の起こした謀反により、天下統一を目前にした織田信長が焼き討ちにされてしまったあの事件です。本作で主人公(綾瀬はるか)がタイムスリップしたのは、ちょうど本能寺の変が起きる前の時代でした。もちろん織田信長は明智の計画など知る由もありませんでしたが、未来からやって来た女性の言葉を信じます。果たして歴史は変わってしまうのか? 織田信長が選んだ運命は?

ホテル本能寺に泊まろう!

映画のタイトルとすごく似ているんですが、京都市役所前駅に「ホテル本能寺」という宿泊施設があるんです。人気のホテルなので、もし利用する際は余裕を持って予約しておくのがおすすめです!

【公式】ホテル本能寺 | 京都市役所前駅から徒歩2分
ホテル本能寺は、歴史上有名な「本能寺」に隣接。京都市役所の目の前にあり、アクセス抜群です。京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅から徒歩2分。現代の京都の旅館らしい和のおもてなし・ホテルとしての機能性を持った快適な和のホテルライフを御提供します。

京都人の選ぶおすすめスポット

毎晩京都の街をフラフラしている私が、ちょっとディープなスポットを紹介します!

①先斗町

先に紹介した「5大花街」の1つ。値段はちょっとお高めの店が多いですが、せっかくの旅行なんだから贅沢してみたい! という方はぜひ。鴨川沿いのお店なら、川を眺めながら食事やお酒が楽しめますよ。

②木屋町

先斗町はちょっとハードルが高い、という方にはまずは木屋町から。学生さんも多く、非常にリーズナブルなお店も揃っています。ワイワイと飲みたい方は木屋町での一夜を!

③花見小路

いかにも京都に来た! という感じのエリア。左右に立ち並ぶ古風な建物は、とても写真映えしますよ。

今年の夏は京都でゆっくり過ごしましょう!

旅先に迷ったら、ぜひ今年は京都へ! 神社仏閣はもちろん、歴史好きや酒飲みにも嬉しい街です。その辺を歩いている舞妓さんとすれ違った瞬間は、ちょっとテンション上がりますよ!

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