人間の体力は18歳がピークと言われており、そこからは遅かれ早かれ衰えていくものです。哀しいですが受け入れるしかありません。ですが映画俳優の中には、摂理に反していつまでも元気な方もいるんです。その代表格がディック・ヴァンダイク。なんと今年で97歳ですが、一世を風靡した名スターはまだまだ衰えません！ どうすれば90を超えてもダンスできるくらいに元気でいられるのか？ その秘密を探っていきましょう。
ディック・ヴァンダイクとはどんな人？
1925年生まれ、今年で97歳を迎えるアメリカ人俳優です。
最も有名なのは、『メリーポピンズ』のバート役ではないでしょうか。映画を見た事がない人でも、冒頭でバートが歌う「チムチムチェリー」は聴いたことがあるはず。
『ディック・ヴァン・ダイク・ショー』でお茶の間の人気者へ
もともとは映画俳優としてではなく、『ディック・ヴァン・ダイク・ショー」というコメディ番組から広く世に知られるようになりました。フルハウスやグリーのような、いわゆるシチュエーションコメディです。
『メリーポピンズ』出演はウォルトの希望
ウォルド・ディズニーがどうしても映画化したい！ と言って、頑固な原作者のパメラ・トラヴァースを説き伏せて実現した映画『メリーポピンズ』。この映画でメリーポピンズの友人であるバートを演じたのがディック・ヴァン・ダイクなのですが、このキャスティングはウォルトたっての希望でした。しかし原作者のパメラはこれに猛反対。「あんな3流の役者で私の作品を汚さないで！」と強く訴えたそうで、ディック自身もパメラに嫌われていたと語っています。
これが90代の動き!?
ディック・ヴァン・ダイクはもともとダンサーではありませんでしたが、『メリーポピンズ』出演にあたってダンスの特訓を受けたそうです。最初から才能があったのか、訓練の賜物か分かりませんが、とにかく彼のダンスは素晴らしく、軽やかなステップとキレキレのタップはずっと見ていても飽きません！ しかも何がスゴイって、1作目の公開時はまだ40代手前でしたが、続編の『メリーポピンズ リターンズ』では90歳を超えていたんです。それなのに、年齢を感じさせない華麗なステップを披露してくれました！
テーブルの上に載ってタップを踏める90代なんて、どこを探しても見つからないでしょう！
筋肉はどこから衰える？
ディック・ヴァン・ダイクのように高齢者になってもダンスするためには、毎日の運動が必要不可欠です。それに、筋肉がどこからおとえていくが知っておくことも大事になってきます。
筋肉が減り始めるのは、まず下半身から
ずばり最初に筋肉が減っていくのは、下半身、主に下肢になります。そうは言っても40代までは大丈夫でしょ？ と余裕をこいでいるアナタ！ 実は20代から衰えは始まっているんです。学生の頃はなんともなかったのに、だんだん階段を昇るのがしんどくなってきたりしてませんか？ でも大丈夫、これから鍛えればいいんです。
60歳までにはピーク時の半分に！
恐ろしいことですが、20歳の時の筋肉量を100%とすると、60歳になったら時点で約60％にまで減少するんです。よほど適切な運動を習慣づけていない限り、全力疾走なんて到底できないような体になってしまうんです！
では実際に、ディック・ヴァン・ダイクは健康のために何をしている？
この事について、本人が語った内容は以下のようなものでした。
「毎日プールで泳ぎ、ジムで軽い運動をする」 なんとも普通のことですが、それをずっと続けているからこそ、90歳でも踊れるんでしょうね！ これを真似すれば、中年太りともさよなら！
見た目も若々しいディック。『メリーポピンズ リターンズ』の撮影時、老人が老人役を演じるために、老け顔メイクをしたというエピソードもあります。
毎日のトレーニングを心がけましょう！
健康で長生きするのが人間にとって一番。そのためには頑丈な体つくりが必要になってきます。かといって、あまり負荷の重いトレーニングを毎日続けるのも難しいですよね。毎日10分程度のスクワットだけでもいいので、とにかく習慣づけることが大切！ ディック・ヴァン・ダイクを目指すなら、今からタップを習うのもいいかもしれませんね！
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